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2025/4/30
2025年5月24日 (土) 19:00 – 21:00
ギーターンジャリ・シュリー『砂の境界』(藤井美佳 訳/エトセトラブックス)刊行記念
【境界を越えるインド文学:女性の無限はどこにあるのか】
出演:藤井美佳、井坂理穂
司会:松尾亜紀子(エトセトラブックス)
※アーカイブ、日本語字幕付き
オンライン配信
アーカイブ、日本語字幕付き
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2025年4月8日に発売された、ギーターンジャリ・シュリー『砂の境界』(藤井美佳訳)のトークイベントを開催します。
2022年国際ブッカー賞を受賞したこのインド小説は、インドの根深い家父長制と、インド・パキスタンが分離独立して否応なく国境線が引かれた歴史を背景に、80歳の母(ヒンディー語で「マー」)の旅を描く物語。母、娘、「第三の性」と呼ばれるヒジュラー、はては花、木、道、フェミニストのカラス、哲学や神話までもが自在に語り出し、これまで「家」に消されてきた者たちがあらゆる「境界」を超えていくのです。日本語版は、数々のインド映画字幕を手がけた藤井美佳さんによる、ヒンディー語からの翻訳です。
今回のイベントでは、藤井さんからこの小説の魅力についてさまざまな角度からご紹介いただきます。さらにインド近現代史を研究されている井坂理穂さんをお迎えし、本作品の背景となっている歴史・社会状況に迫ります。どうぞご参加ください。
✳︎藤井美佳(ふじいみか)
1973年東京生まれ。東京外国語大学 外国語学部南・西アジア課程ヒンディー語専攻卒。英語とヒンディー語を中心に映画やドラマの字幕翻訳を手がける。近年の主な字幕翻訳作品に『ガンジスに還る』『バーフバリ』『RRR』『何も知らない夜』『JAWA/ジャワーン』『ジョイランド わたしの願い』『コール・ミー・ダンサー』など。2015年より上映会を企画し、東京外国語大学TUFS Cinemaで南アジア映画の紹介を続けている。
✳︎井坂理穂(いさかりほ)
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は南アジア近代史。著書にLanguage, Identity, and Power in Modern India: Gujarat, c. 1850-1960 (Routledge, 2022)、共編著に『食から描くインド 近現代の社会変容とアイデンティティ』(春風社、2019年)、『インターセクショナリティ 現代世界を織りなす力学』(東京大学出版会、2024年)、訳書にアミタヴ・ゴーシュ『シャドウ・ラインズ 語られなかったインド』(而立書房、2004年)など。
【参加方法、注意事項】
・配信はZoomのウェビナー機能を使用いたします
・インターネット接続環境下のPC/スマートフォン/タブレットからのご視聴が可能です。登録先から視聴前にzoomアプリDLに進むことができますので、そのうえでご入室ください
・この配信は1ヶ月限定でアーカイブをご覧いただけます。アーカイブのURLは準備でき次第、メールで送信します
・ウェビナーでは、視聴者のビデオ画面/音声は他の方に見えたり聴こえたりしませんので、ご安心ください
・オンライン配信時はZoomの自動字幕機能を使用して日本語字幕をご利用いただけます
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エトセトラニュース