エトセトラブックス / フェミニズムにかかわる様々な本を届ける出版社

鈴木みのり・和田彩花責任編集「エトセトラ VOL.８」 特集：アイドル、労働、リップ（2022年11月発売予定） 掲載のアンケートを募集します。

【応募方法】
・期間：2022年7月15日〜2022年8月31日
・テーマ：「アイドルの未来のためのアンケート」

今回は、責任編集の鈴木みのりさん・和田彩花さんと編集部で３種類のアンケートをつくりました。以下３つのうち、当てはまるアンケートにご回答ください。

A）現役でアイドル活動をしている方、または形態や期間の長短にかかわらずアイドル活動経験のある方→アンケートA
B）アイドルと現在お仕事をしている／過去にしていた方→アンケートB
C）アイドルを応援したことのあるすべての方→アンケートC

自身が10年間アイドルグループで活動し、アイドルにまつわる様々な問題に向き合ってきた和田さん、ファンとしてアイドルを応援してきた鈴木さんとともに、アイドルという存在をフェミニズム視点から捉え、労働、メンタルヘルス、ルッキズムやインターネット・SNSとの付き合い方等々の問題、そしてアイドルから得られる希望や喜びを、ひとりひとりの生活に引きつけて考えようという特集号です。

今回「アイドルの未来のためのアンケート」を実施する機会をいただきました。10年間アイドルグループで活動した私は、アイドルにまつわる様々な問題について考えています。誰かのために生きることが多かったこれまでの人生、一人で悩みを抱える時間が多かったです。なぜ「辛い」の一言も言えず、周囲に助けを求めることができなかったのか、アイドルグループを卒業した今でも考えています。
それは、私個人にとっての問題でありながら、アイドル活動をしている・していた皆さんへも繋がっていく出来事でもあると感じています。回答は特集内で紹介し、アンケート結果を特集に反映させたいと考えています。このアンケートは、私自身の悩みや経験をもとに作成したものです。広く「アイドル」にまつわる意識や問題点を可視化していくことを目的としています。それぞれの立場で自由にご参加ください。（和田彩花）

わたしは、特に女性のアイドルを20年以上の長くにわたって消費してきました。希望や安らぎや楽しさを与えてもらう対価として、CDなど音源を買ったりコンサートに行ったりお金を支払うことでかれら（女性も男性も、もしかしたらいる／いたかもしれないトランスジェンダーやノンバイナリー、ジェンダークィアなど規範的なシスジェンダーにおさまらない人たちも含め、ひらがなでそう呼びます）の生活を支えているだろうと信じようとしてきたものの、近年、韓国のアイドルの自死の報道や、日本でもアイドルのみならず芸能人の人たちのメンタルヘルス、労働の問題に少しずつ注目されるようになり、ファンとしてフェアではない、だから「消費」という強い言葉を選びます。このアンケートでは、アイドルやアイドル界に関わりのある人たちの、消費をめぐるひとりひとりの声を聞けることを期待しています。(鈴木みのり）

みなさんと一緒につくるフェミマガジンです。回答をお待ちしております！