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エトセトラブックスの雑誌

エトセトラ VOL.13

エトセトラ VOL.13

特集:クィア・女性・コミュニティ
水上文 特集編集

定価

1400円+税

判型

A5判・並製

頁数

128ページ

表紙デザイン

福岡南央子(woolen)

本文デザイン・組版

水上英子

発売

2025年5月30日

ISBN:978-4-909910-30-1

内容

「わたしたち」の場づくり、コミュニティ、言葉をアーカイヴする。

 

ウーマンリブから生まれたレズビアン・コミュニティ、伝説のレズビアン&バイセクシュアル雑誌、そして、Xジェンダーの語りや、様々なセクシュアルマイノリティの集まれる場所……。

フェミマガジン13号目は、「LGBTQ」から消されてしまいがちな女性やノンバイナリー/Xジェンダーの人々による、場所づくりや運動を記録する特集号。多数のインタビュー、寄稿、読者投稿「自分の存在を消されたと感じたことはありますか?」など。

著者情報

特集編集

水上文

みずかみ・あや

1992年生まれ。文筆家・批評家。書評・文芸批評等の執筆に加え、ジェンダー・セクシュアリティに関連したエッセイも執筆。「文藝」で文芸季評、丸善雄松堂「學鐙」で文芸季評、「朝日新聞」で「水上文の文化をクィアする」を連載中。また「SFマガジン」で「BL的想像力をめぐって」を瀬戸夏子と共同連載中。単著に『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)、企画・編著に『われらはすでに共にある 反トランス差別ブックレット』(現代書館)。

目次

特集:クィア・女性・コミュニティ

 

特集のはじめに

 

【寄稿】
杉浦郁子
「女の解放」から「レズビアンの解放」へ
――1970年代半ばから80年代の首都圏におけるレズビアン運動の変容――

 

赤枝香奈子
「レズビアン」の連続性と非連続性――清岡純子のレズビアニズム

 

萩原まみ
「『フリーネ』と『アニース』~バイセクシュアルのわたしが読みたかった雑誌」

 

岡田実穂
クィア・コミュニティにおける性暴力を可視化する

 

森あい
あるクイアの、阿蘇での10年

 

ティーヌ
自分と出会うための読書

 

しゃおはー
『おばあちゃんのガールフレンド』が開いた私の物語

 

【インタビュー】
若林苗子「ウーマンリブからつながった、レズビアン・フェミニズム」

 

原ミナ汰「失敗や挫折の積み重ねから生まれた、Xジェンダー/ノンバイナリーの大事な場所」

 

大江千束「属性だけで一般化せず、対話していくことから始める」

 

長村さと子「セクシュアリティや年齢、国籍を気にすることなく、誰でも来られる場所をつくる」

 

パフスクール山賀沙耶・安田恵実「レズビアンの歴史をつなぎながら、コミュニティを広げていく」

 

【座談会】
あきら✕さときん✕にしむら「私たちの『レズビアン・コミュニティ』 そして、ターリさん」

 

【読者投稿】
自分の存在を消されたと感じたことはありますか?

 

特集のおわりに

 

********************

 

【寄稿】
前野久美子
〈地方の〉本屋のアクションの〈つらなり〉

 

牧野雅子
医大生による強制性交等事件の無罪判決から考える

 

小川たまか
No信仰、YESシスターフッド BBD騒動から考えた構造の中の私たち

 

鈴木裕子
(書評)『帝国主義と闘った14人の朝鮮フェミニスト 独立運動を描きなおす』
朝鮮人女性独立運動家の群像が生き生きと描きだされる

 

【漫画】
とれたてクラブ
ムダ毛人権奥義フェミミーミ・ミーミミ

 

【フェミレポート】
黒田理沙
だれのフェミニズム?

 

【活動を記録する】
第一回私のからだデモ

 

【連載】
編集長フェミ日記
2025年2月〜3月 76

 

北京会議の前と後〜SRHR30年の足跡を探して〜
最終回:北京会議30周年! 第69回CSW69/北京+30に行ってきた!
福田和子

 

寝た子を起こして、仲良くごはん
第三回 「同和」という言葉をたどる
川﨑那恵

 

アーティストのフリースペース no.003
super-KIKI

 

私のフェミアイテム 13
金明和

 

NOW THIS ACTIVIST vol.12
uhi[鄭優希]

 

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