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エトセトラブックスの雑誌

特集:SRHR
福田和子・高井ゆと里 特集編集
定価
1500円+税
判型
A5判・ソフトカバー
頁数
132ページ
装丁
福岡南央子(woolen)
発売
2025年11月28日
ISBN
978-4-909910-33-2
特集:SRHR
私のからだは、私のもの。
この社会を、誰もが「私のからだ」を生きられる場所にする。
SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)は、自分の体、性や生殖について、誰もが十分な情報を得られ、自分の望むものを選んで決められると同時に、勝手に決めさせないという「基本的人権」のこと。
1995年に北京会議(第4回世界女性会議)で、リプロダクティブ・ヘルス/ライツが採択されてから30年。しかし世界では、いまバックラッシュが吹き荒れ、日本でも少子化対策という名のもと、戦時のような「産めよ増やせよ」政策が進められている。すべてのひとのSRHRが実現されるために、私たちはこの現状とどう向き合い、抗い、行動したらいいだろうか。これまでの国による性と生殖の管理・抑圧や、支配に抗ってきた運動の歩みを知り、道筋を探る。寄稿、年表、読者投稿など。

特集:SRHR
特集のはじめに 福田和子
SRHR年表(作成:福田和子・高井ゆと里)
セクシュアル・ジャスティス宣言
【寄稿】
草野洋美
SRHR for ALL!――SRHRが私たちみんなの人権になる日まで
三浦美和子
日本の公的プレコンセプションケア――誰が、何のために?
黒坂愛衣
隔離政策と優生政策が交差したハンセン病療養所
嶽本新奈
「からゆきさん」――性と生殖の管理、そして植民地主義
永野三智
水俣の女性たちの、性と生殖にまつわる話
谷口歩実
「フェムテック」への怒り
田中雅子
移民の目線で日本のSRHRを見直す
土屋和代
トランプ2.0とリプロダクティブ・ジャスティス
田代美江子
SRHRを確かなものとする包括的セクシュアリティ教育(CSE)―人権教育の実践としての意義―
【インタビュー】
木本昌美・木本奏太
「身体で線引きされずに、自分を生きるために」
石地かおる
「障害のある身体を、『私のもの』と思えるまで」
【鼎談】
大橋由香子✕高井ゆと里✕福田和子
「女の運動の蓄積を、次のSRHR運動につなげていくために」
【読者投稿】
自分の身体(とくに性や生殖にまつわること)が自分のものではない、管理されている、と感じたことはありますか?
特集のおわりに 高井ゆと里
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【寄稿】
uhi
ヴィーガニズムについて、ある在日朝鮮人が考えていること
中山良子
高専生とジェンダー・セクシュアリティを学ぶ
野村羊子
34年前、セクハラアンケートに6500の女性の声がつなぐ
【フェミ・レポート】
frida people
南太平洋から愛を込めて
【レポート】
松尾亜紀子
筑豊に生きた女性たちと出会う旅
【連載】
編集長フェミ日記
2025年7月〜10月
寝た子を起こして、仲良くごはん
第四回 フィールドワークの醍醐味
川﨑那恵
アート・アクティヴィズム/101
防空壕の女――ジェンダー/植民地主義から見る戦争画
北原恵
アーティストのフリースペース
中村友紀
NOW THIS ACTIVIST
源啓美
私のフェミアイテム
よこのなな
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