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エトセトラブックスの雑誌

エトセトラ VOL.12

エトセトラ VOL.12

特集:戦争をやめる
エトセトラブックス 編

定価

1400円+税

判型

A5判・並製

頁数

144ページ

表紙デザイン

福岡南央子(woolen)

本文デザイン・組版

水上英子

発売

2024年11月28日

ISBN:978-4-909910-26-4

内容

「止(と)めようとしたのに」と、あとから言いたくない。
いま、ここで戦争を拒むフェミニストたちの意思表示号。

 

パレスチナへのジェノサイドはいまだ終わらず、ロシアのウクライナ侵攻は続き、日本は沖縄を破壊しつづけ、各地で軍事化を進めている。フェミマガジン12号目は、これまで戦争を記憶し記録し、共に生きるために暴力に抗ってきたフェミニストたちの行動と言葉を集める。

戦争と女性史、軍事化にとりこまれるジェンダー問題、アートや詩で闘う表現者たち、各地で反戦活動するアクティビストたちの連帯の可能性など。戦争と地続きでしかないこの日常において、それぞれの「反戦」をつなげる特集号。論考、エッセイ、インタビュー、読者投稿ほか。

著者情報

目次

特集:戦争をやめる

 

【寄稿】
本山央子「新しい戦争の時代における軍事主義とフェミニズム」

 

小山田浩子「すいか、クフィーヤ」

 

ゆか「パレスチナ連帯キャンプ日記」

 

申知瑛(シン・ジヨン)小山内園子訳「『不在』としてのみ与えられた存在の場所から: フェミニズム作家ヨンミの〈済州島4・3事件とハルマンたちのことば〉」

 

清末愛砂「力による支配を否定する――平和的生存権・9条・24条のトライアングル平和憲法論」

 

伊藤春奈(花束書房)「学び直し(アンラーン)の出版運動」

 

女性史研究者・鈴木裕子の仕事が伝える「女性と戦争」
・伊藤春奈(花束書房)「戦争責任から目を逸らさない」
・鈴木裕子さんに訊く/鈴木裕子さん自薦・主要編著作

 

阿部小涼「主権から人権のほうへ」

 

【インタビュー】
森部聰子「福岡の女たちは、火曜日に街頭で戦争に反対する」

佐藤瑞枝「福岡で女たちの戦後を記録する」

 

【対談】
いちむらみさこ×ヴァル・リー「東アジアの島に住むアーティストたちは、暴力に抵抗するため想像する」

 

【詩】
小原麗子「鏡台に関する一章/野菊」
(解説)柳原恵「戦争と家父長制に抗う女(おなご)たち」

 

ロシア語詩 三編(高柳聡子選・訳)
ダリア・セレンコ「死んで蒼ざめたロシアの花婿たち」
ガリーナ・ルインブ「無題」
リュドミーラ・ヘルソンスカヤ「無題」
(解説)高柳聡子「詩はわたしのトラウマである」

 

【版画】
魔女版画「戦争に抗う女たち」

 

【漫画】
小林エリカ「『女の子たち風船爆弾をつくる』新聞」

 

【レポート】
山本瑞穂「原爆、キリシタン、部落の歴史が刻まれた浦上を歩く」

 

【傍聴記】
小川たまか「エトセトラだから書ける傍聴記@那覇地裁」

 

【読者投稿】
あなたが最近不安に感じたこと

 

*****************

 

【読書会】
水上文・桜庭一樹・高井ゆと里・山崎ナオコーラ・松尾亜紀子「李琴峰『言霊の幸う国で』読書会」

 

【インタビュー】
クイミー・タンバコに聞く、エクアドルのフェミニズム――苦しんでいる女性がいるなら、なんのための闘いなのか(聞き手・まとめ 岩間香純)

 

【フェミレポート】
エリフ・エルドアン「トルコのフェミニストたちのフェミサイドとの闘い」

 

【寄稿】
中上曜子(フランクに書店)「踊る伊藤野枝とわたし」

 

岩崎眞美子「『不妊手術を選ぶ権利』になぜ私たちは動揺するのか」

 

石田郁子「何者かになる前に、私は私でしかないし、それで十分過ぎる。」

 

【連載】
「祖母の話」/#4 河原千春「時代を超えてつなぐ襷(たすき)」

 

「寝た子を起こして、仲良くごはん」川﨑那恵/第二回「『結婚差別』言説を問う」

 

「アート・アクティビズム」北原恵/〈100〉「終わらない戦争――キム・キョンファのアトリエを訪ねて(釜山)」

 

「北京会議の前と後〜SRHR30年の足跡を探して〜」福田和子/第三回:北京会議のあと、ジェンダー政策で失われたもの

 

アーティストのフリースペース:堅田尚

 

私のフェミアイテム:碓井ゆい

 

NOW THIS ACTIVIST:山本蓮

 

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