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エトセトラブックスの本
被害と冤罪をめぐる社会学
牧野雅子
定価
2400円+税
判型
四六判並製
頁数
256ページ
装幀
福岡南央子(wooolen)
発売
2019年11月7日
刷り
2刷
ISBN 978-4-909910-01-1
なぜ日本では「痴漢」という性犯罪が、こんなにも日常化しているのか? そして、「被害」の対で語られるべき「加害」ではなく、なぜ今「冤罪」ばかりが語られるのか? 戦後から現在までの雑誌や新聞記事を分析し、これまで痴漢がどう捉えられ、社会の意識がどうつくられてきたかを読みといていく、これまでなかった「痴漢」研究の書。前提を共有し、解決策を考えていくために必読の一冊。
痴漢事件はどれくらい起こっているのか/夏は痴漢が増える、という思い込み/痴漢被害者に求められる「羞恥心」とは?/「痴漢は犯罪です」――は本当か?/女性専用車両は誰のために生まれたか/痴漢が娯楽になっていく過程/痴漢ブームは終わらない/たかが痴漢、されど痴漢冤罪の矛盾/痴漢=性依存というアプローチが注目される理由…etc.
第1部 事件としての痴漢
第2部 痴漢の社会史〜痴漢はどう語られてきたのか
第3部 痴漢冤罪と女性専用車両