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エトセトラブックスの本

熊本理抄 編著、藤岡美恵子・宮前千雅子・福岡ともみ・石地かおる・のぴこ・瀬戸徐映里奈・坂東希・川﨑那恵 著
定価
2400円+税
判型
四六判・並製
頁数
288ページ
装丁
福岡南央子(woolen)
発売
2025年3月24日
ISBN : 978-4-909910-27-1
刷り
2刷
電子版
あり
ないものとされてきた存在を可視化する、
部落女性9人による実践と思想。
婦人水平社100年の姉妹たちの歴史、レイシズムとしての部落差別、識字文集、聞き取り、自立生活運動、フェミニスト・カウンセリング、部落解放運動、在日朝鮮人運動、障害者運動、反差別運動、むらの「食」の記憶、地域・コミュニティ……
それぞれの経験を交差させながら掘り起こされる、生きのびるためのフェミニズム。
「編者まえがき」が全文お読みいただけます。
『部落フェミニズム』関連イベント・講演などの情報を、順次記録として掲載します。
・2025/4/19 The Velvet House 読書会 [第一回]
・4/26 The Velvet House 読書会 [第二回~宮前千雅子さんと共に~]▶︎詳細
・4/26 エトセトラブックスBOOKSHOP読書会
・5/30 世界人権宣言大阪連絡会議「部落女性を見えなくさせているものは何か―レイシズムの観点から」▶︎詳細
・5/31フェミニストたちの読書会『部落フェミニズム』を読む/ゲスト:熊本理抄、藤岡美恵子、のぴこ、瀬戸徐映里奈、川﨑那恵/場所:フェミとクィアのSelf Care Room(主催:フェミニストたちの読書会)
・6/1 神戸1003刊行記念トークイベント「女性たちが語りなおす、それぞれの「部落」。」 登壇:熊本理抄、藤岡美恵子、宮前千雅子、福岡ともみ、石地かおる、のぴこ、瀬戸徐映里奈、坂東希、川﨑那恵▶︎詳細
・6/14 ひょうご部落解放・人権研究所セミナー第2回「部落フェミニズム」講師:宮前千雅子、石地かおる▶︎詳細
・6/25 八尾市人権協会じんけん楽習塾「『部落フェムニズム』を書く、読む、語る」講師:瀬戸徐映里奈、坂東希、熊本理抄▶︎詳細
・7/19 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店刊行記念イベント「誰がマイノリティを見えなくしているのか」登壇:川﨑那恵×吉野靫(ゲスト)、熊本理抄(司会)
・9/21ヒューライツ大阪 第3回トークdeじんけん「交差する声と経験--部落フェミニズムを語る」語り手:福岡ともみ、のぴこ▶︎詳細
・10/4 国際ジェンダー学会2025年大会「日本で考えるフェミニズムとコロニアリティ」で瀬戸徐映里奈さんが登壇し、「食卓の向こうから部落フェミニズムを紡ぐ」を発表します。▶︎詳細
・10/26 2025年度「女性・人権・戦争」学会大会「解放の思想としてのフェミニズム再考――「女性としての経験」の独占に抗して」に藤岡美恵子さんがパネリストとして登壇、部落フェミニズムとして報告します。▶︎詳細
・12/19 人権文化まちづくり講座「寝た子を起こして語る部落フェミニズム」(人権平和センター豊中)登壇:宮前千雅子、川﨑那恵
【メディア掲載・紹介】
2025年5月24日「毎日新聞」WEB部落女性が問う二重、三重の差別「部落フェミニズム」を名乗る理由
2025年5月26日「毎日新聞」9人が向き合う多重の差別 固有の生と問題意識 『部落フェミニズム』刊行
2025年6月26日「部落解放」7月号書評(評者:吉野靫)
2025年8月30日「信濃毎日新聞」書評〈信州×本〉
編者まえがき
第1章 部落女性の「不可視化」とフェミニズム──レイシズムとしての無関心 /藤岡美恵子
第2章 祖母、母、わたしと婦人水平社の姉妹たち/宮前千雅子
第3章 私から、われわれ、そして私へとつながる物語/福岡ともみ
第4章 私が生きのびるための思想・生活・運動/石地かおる(聞き手:のぴこ+川﨑那恵)
第5章 私たちはここにいる/のぴこ
第6章 「食」の記憶に浮かびあがる部落女性たち──ある皮なめしのムラの聞き取りから/瀬戸徐映里奈
第7章 地域・コミュニティにとって「当事者」とは誰か?/坂東希
第8章 私たちが部落を語るために──部落に生きる者たちの系譜/川﨑那恵
第9章 不可視化への歴史的抵抗、主体と権利の奪還/熊本理抄
あとがきにかえた謝辞