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エトセトラブックスの本
カン・ファギル
小山内園子訳
定価
2200円+税
判型
四六判・並製
頁数
336ページ
装幀
鈴木千佳子
発売
2021年3月28日
ISBN 978-4-909910-10-3
受け入れがたい暴力にさらされたあとも、人生は続く。
そのとき記憶は人をどう変えるのか――。
ハンギョレ文学賞受賞、韓国フェミニズム作家の先頭を走るカン・ファギル初邦訳!
30代前半のジナは、恋人から受けたデートⅮⅤをネットで告発するが、かえって彼女のほうがひどい誹謗中傷にさらされてしまう。さらに傷ついたジナは、かつて暮らした街を訪ねることに……。
デビューから一貫して女性を襲う理不尽と絶望を書き続けてきた作家が、韓国でも社会問題化している性暴力被害を題材に、暴力が生まれる構造を正面から描く。
【メディア掲載】
小山田浩子さんによるレビューが英語雑誌『Korean Literature Now』 に掲載されました。邦訳はこちらからお読みいただけます。